「受験」について思う

30年も前に、
大学受験を経験した私から
若い皆さんに一言。
(・・・ってあまり偉そうには言えませんが)



みんながみんな志望する大学や高校に
入れればいいのですが、
涙する人もいるわけなんですよね。


たとえ思っていたところに行けなくても
それで全ておしまいというわけではありません。


私も工学部志望だったのが入れてもらえなくて
なぜか薬学部に入って、現在薬剤師をしていて
それなりに幸せだったりするわけです。


たとえ行こうとした道に行けなくても
他の道が必ずひらけます。


もしもあのとき、私が工学部に入っていたら
どんな人生だったんだろうと、
ふと考えることがあります。



おくりびと」の脚本で世界的に有名な小山薫堂さんは
お父さんからこんなことを言われたそうです。


「人は最良の道を選んでいる」


行こうとしていた道は、
ひょっとしてとてもとんでもない道だったかもしれない。


失敗してこっちの道の方がよかったんだ。


そうやって思ったほうがすごく気が楽になります。


薫堂さんの著書を読んでいて知ったのですが
薫堂さんはお父さんから
防衛大学校に入ったら学費が要らないので
そのお金でソアラを買ってやると言われたそうです。


結果、防衛大学校に落ちてしまう・・・


でも落ちたからこそ現在の地位があるわけで、
人生はどこでどうなるのかわかりません。



そしてこんなことも思います。


「受験」って
すごく大事なことに思えるのですが、
受かることが全てではなくて、
受かってから
そこからやっと始まるという感じですよね。


世の中に出たら、
受験以上に大変なことが待っているわけでして
あまり受験に縛られない方がいいかと思います。



「受験生」の立場にいる人は
「受験生」と言われることに
あまりいい感じがしてないかもわかりません。


私もそうでした。



受験なんてさらりとかわして
その先に行っちゃって下さい!


がんばれ!受験生!!




(ちなみにこれ、ある番組の投稿ネタの焼き直しです)